岡山県高梁市の実家に帰る旅
岡山県高梁市の実家に帰る旅(2024.7.21~7.24)(その1)
神奈川県川崎市の自宅から車で岡山県高梁市の実家に帰省しました。7月21日の朝、川崎市の自宅を出発し、愛知県伊良湖岬から伊勢湾フェリーで鳥羽港に移動して、鳥羽市に宿泊、22日は鳥羽市から和歌山県那智勝浦まで移動しました。昨年11月の旅では、時間の都合で那智の滝を見学出来なかったので、今回は那智の滝を見学して、滝を背景に大久保甲童作の2尺3寸管を吹きました。その後、クジラで知られた大地のホテルに宿泊、ホテルの向かい側はクジラ博物館なので、3種類のクジラのショーを見てから、串本町の橋杭岩で昼食にして、ここから100キロ移動して午後2時に和歌山県由良にあります虚無僧の本山・由良興国寺を訪問して献奏をし、お茶をご馳走になりました。私の師匠、岡本竹外先生が昭和25年2月に興国寺の古川華凌老師について参禅し、蒼龍窟竹外の印可を受けられました。その興国寺法堂で岡本竹外先生が50年間愛用されました、大久保甲童作の2尺3寸管で阿字観を献奏させていただきました。この日は地元の県民局やJTBなど、観光関係の方々20名が視察に来ていて、監院の田中禅徹氏が案内をされていました。この興国寺は尺八ゆかりの寺だと説明されていましたが、法堂の中から尺八の音が聞こえたので、驚かれたようです。私が皆さんに虚無僧尺八を聞いて下さいと献奏をしたところ、皆さんが喜んで帰られました。お寺を預かる田中禅徹氏が、中でお茶をどうぞと言われるので、田中氏と古川華凌老師や、目黒絶海老師、谷耕月老師の話など語りました。フランス人の素敵な尼僧さんが冷たいお茶やアイスを出してくれました。妻とご馳走になり、興国寺を後に、80キロ移動して和歌山市の和歌の浦の温泉ホテルに宿泊、今朝は朝食の後、9時すぎに宿を出発、大阪、神戸を通り、岡山県高梁市の実家まで300キロを走行して、夕方4時に無事に実家に到着しました。